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結露が出来る原因と対策法とは

      2016/10/18

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寒くなる冬は、家で暖房の効いた部屋で過ごすことが多くなると思います。

その時、ふと窓を見ると、大量の水滴がついている事はありませんか?

この現象は結露と言われるもので、そのまま放置すると、窓のサッシや周辺も濡れて傷みやすくなるだけでなく、カビやダニの発生の原因になります。

そのため、結露が発生したら早急に対処する必要がありますが、結露が発生する原因について知る事で、事前に対策をとる事が出来ます。

この記事では、結露が出来る原因とその対策法についてお話していきます。

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結露とは

結露とは、空気中に含まれている水蒸気が、固体状態における物質の表面または内部で冷やされて水滴化したものです。

水は蒸発する事で水蒸気になり、水蒸気は冷やす事で水になります。

つまり、先程の窓ガラスについた水滴は、もともと空気中の水蒸気が冷やされて発生しているのです。

結露が出来る原因とは

結露とは、「内外温度差」「湿度」が原因で引き起こされます。

もう少し詳しく説明しますと、空気は暖かければ暖かいほど水蒸気をたくさん含むことができ、逆に冷たければ水蒸気を含むことのできる量は少なくなります。つまり気温によって、空気中に含む事が出来る最大の水蒸気量が変わり、この事を「飽和水蒸気量」と言います。また、この時の温度の事を「露点温度」といいます。

飽和水蒸気量は、温度が高ければ高い程、湿度が高ければ高い程多くなり、露点温度を下回れば結露が発生します。

ちなみに、とあるデータによりますと、室温20℃、湿度60%、の場合、露点温度は12℃となるため、12℃を下回りますと、結露が発生する事になります。

以上のことから、窓ガラスに水滴が付くのは、暖房を入れた室内の暖かく湿気を含んだ空気が、外気で冷やされた窓に向かう事で冷やされ、暖かい空気に含まれた湿気が水蒸気として保持出来なくなるため、窓ガラスに水滴が付きます。

結露は、内外温度差が大きければ大きい程、また湿度が高ければ高い程空気中の水蒸気量が増えるため生じやすくなります。

また、家の素材の中で、窓やサッシは熱損失(熱を逃がしやすいかどうか)が多く、熱を逃がしやすいため、暖かい空気は窓やサッシに向かいやすいのも結露になりやすい原因です。

結露は何も窓ガラスだけに生じる現象ではありません。暖房をつけていなくても、室内干しの洗濯物と窓、風呂の残り湯の放置と風呂の壁、調理中に換気のし忘れと台所の壁も湿気と温度差が生じるため結露が発生します。

寒い冬に窓に向かって息を吹きかけると、窓が曇るのもこの結露が関係しています。

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結露の対策法とは

結露の対策法は、部屋の温度を下げる事と、乾燥させて湿度を低くする事です。

しかし、冬に部屋の温度を下げて乾燥させると言う事は、インフルエンザや風邪にかかるリスクが生じるため、一筋縄ではいきません。

インフルエンザにかかるくらいなら結露は放置した方がましと思うかもしれませんが、結露を放置する事は、冒頭にも述べましたが、カビやダニが発生する可能性が高くなりますので、結露対策はきちんと行わなければいけません。

まず一番身近に出来る対策として、定期的に長時間でなくて良いので、窓やクローゼットなどを開ける習慣をつけて暖かく湿った空気を一時的に外に逃がしてあげる事です。

また、家具と壁の間が密になりますと、暖かい空気がそこに留まり、結露発生の原因になるので、少し離す事で、通気がよくする事が大事になります。もちろん、家具などを結露が生じやすい窓付近に置くのも厳禁です。

あとは、100円ショップに売っているような結露防止グッズを買うのも効果的です。

結露は梅雨の時期にも起こる事実

ここまで、結露の原因と対策についてお話してきましたが、結露が生じるのは何も冬だけではありません。

梅雨の湿度が高い時期も要注意です。

内外温度差はほとんと変わりませんが、梅雨の湿った空気が建物の基礎部分や天井裏などの低温部分に触れると結露が発生します。

つまり、梅雨の結露は冬と違って目に見えない所で発生するので、梅雨にカビが発生するのも実は結露が原因になります。

梅雨も冬も結露対策はほとんど変わりませんので、梅雨と冬の時期は結露対策をきちんとおこないましょう。

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