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蛍光灯の正しい廃棄方法について解説

   

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蛍光灯が切れたり、蛍光灯を割ってしまった時など、蛍光灯を交換する機会は少ないようで意外と多いです。

皆さんは、蛍光灯を正しく廃棄処分していますか?

蛍光灯の廃棄は各自治体によって異なりますし、オフィスや工場と家庭では若干廃棄方法が違う事はご存知でしょうか?

この質問日は、蛍光灯が発光する原理が分かれば一目瞭然ですので、この記事では、蛍光灯が発光する原理と正しい蛍光灯の廃棄方法について解説していきます。

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蛍光灯が発光する原理

蛍光灯に電流を流しますと、蛍光灯の両端に取り付けられている「エミッタ」と言われる部品が、電子を放出します。

蛍光灯内部には、水銀ガスが含まれており、さらに蛍光塗料が塗られています。

放出された電子は水銀ガスにぶつかります。水銀ガスに電子がぶつかると、原子が振動すると同時に紫外線が発生します。それが、蛍光灯に塗られた蛍光塗料にぶつかり、蛍光塗料が発光します。

つまり、ここで注意しなければいけない事は、蛍光灯には「水銀」「蛍光塗料」が含まれていると言う事です。

そのため燃えるゴミとして出すのはNGと言う事が分かると思います。

蛍光灯の廃棄方法

蛍光灯はガラス管で出来ているため、蛍光灯を割って燃えるゴミとしてだしている人をたまに見かけます。

まず、蛍光灯には水銀が含まれていますので、基本的には産業廃棄物として処理してもらわないといけません。

しかし、家庭用から出た蛍光灯のゴミは燃えないゴミとして捨てることが出来ます。

ところが、オフィスや工場から出た蛍光灯業廃棄物として廃棄してもらわなければいけません。

また、蛍光灯を割って廃棄してもらう人をたまに見かけますが、蛍光灯は基本的に割ってはいけません。蛍光灯の中には水銀ガスが含まれているため、割ってしまうと水銀が空気中に広がってしまいます。

そうは言いましても、蛍光灯を誤って割ってしまう事はありますし、そもそも蛍光灯内の水銀量は微量であるため、1回割ったから健康に悪影響が出ると言う事はありません。

蛍光灯を処分する時は割らずにそのままの状態で廃棄するようにしてください。

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回収業者を利用してリサイクル

蛍光灯は産業廃棄物として出す以外にも、小売業者やリサイクル業者に引き取ってもらうのもひとつの手だと思います。むしろリサイクルを推奨します。

蛍光灯は、水銀以外にも蛍光塗料の一部として使われていますレアアースが含まれています。

レアアースは半導体の製造に必要であるため、貴重なレアアースとして世界中で奪い合いが繰り広げられている資源です。そのため、積極的にリサイクルに出してレアアースを集めるべきだと思います。

回収された蛍光灯は、まず破砕して、ガラスは住宅用の断熱材や、新たな蛍光灯の材料になります。

アルミと口金はアルミ原料として、処理に使用した廃水から水銀の回収され、それぞれ再利用されます。

処理に使った廃水から水銀を回収し、これも再利用されます。

そしてエアアースも同様に回収されます。

蛍光灯は産業廃棄物や燃えないゴミとして軽く扱われますが、危険かつ貴重な資源を含んでいるため、簡単に捨てるべきものではないのです。

また、産業廃棄物として、無防備に破砕されて埋め立てられた場合、蛍光灯から水銀が放出され、環境汚染を招いてしまう危険性があります。

水銀が放出されると、まず土壌が汚染され、雨が降ることで、その土壌から浸み出た雨水が地下水や河川に流れ出て水質汚染を引き起こします。

最終的には、飲料水や食物連鎖の過程により魚・鳥・野菜などにまで水銀が到達し、それを摂取することで身体に大きな爪跡を残す危険性があるため、少しの心がけ、普段の習慣が自分の体を守る事にもつながるのです。

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