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路面凍結が始まる気温と起こりやすい条件と場所について

      2016/10/18

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寒い冬に外を歩いていますと、路面が凍ってすべってこけた経験をされた方は多いと思います。

また、運転をする際も、普段雪が降らない地域に住んでいる方は冬用タイヤを準備していないことが多く、私の実体験ですが、冬用タイヤを装着しても、凍結した道路でスリップした事もあります。

それだけ冬の外出は危険がいっぱいであり、路面凍結対策をする事は非常に大事になってきます。

この記事では、路面凍結が起こる条件にスポットを当てて、路面凍結がまる気温、起こりやすい条件と場所についてお話していきたいと思います。

次回以降に、今回の内容を踏まえて路面凍結対策についてお話していきます。

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路面凍結がまる気温とは

路面は0℃を下回れば凍結するという感覚でいる人が多いため、氷点下にならない限り、路面凍結の心配をする人は少ないと思います。

しかし、厳密に言えば、0℃より高くても路面は凍結します。もっと言えば、0℃を下回っても路面凍結が始まるとも限りません。

一般的には-3℃から道路は凍結し始め、3℃から凍結した道路が溶け始めると言われています。

気温と路面温度は違う

日常生活を送る上で気温と言われているのは、地面から約1.5mの高さの温度であるため、路面温度とは異なります。

暖かい空気と冷たい空気では、暖かい空気の方が軽いため、上空へ行こうとします。そのため、冷たい空気は路面付近に漂うため、路面温度は気温より低くなる事がほとんどです。

そのため、気温が2℃~3℃付近の場合、路面温度は0℃であることが多いため、3℃付近でも路面が凍結している事が多いです。

日中の日差しが強い場合は、気温が氷点下でも路面は日差しを直接受けているため、気温より高くなる事はありますが、夜になりますと、暖かい空気は上空へ行こうとするので、最終的に路面温度は気温より低くなります。(詳細は、放射冷却についてわかりやすく解説をご覧下さい)

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路面凍結の条件は路面が濡れている必要がある

先程は、おおまかに路面凍結する気温について説明しましたが、路面凍結する条件は気温が低ければいいというわけでは無く、路面が濡れている事が絶対条件になります。

そのため、気温が氷点下でも路面が濡れていなければ、路面凍結する事はありません。

よく、雪が降るから凍結すると思われがちですが、雪が降る事で地面が濡れて路面温度が氷点下になると凍るというのが正しいメカニズムになります。

ここで気をつけたいのが、が降った次の日です雪と路面凍結は結びつく人は多いのですが、雨が降った次の日も、路面は濡れているため、次の日の気温や気象状況によっては路面凍結に注意する必要があります。

路面凍結が起こりやすい場所とは

路面凍結の対策をする前に、路面凍結が起こりやすい場所や条件を知る事は非常に重要になってきます。

路面が凍結し易い場所とは、当たり前ですが、路面の温度が低くなりやすい場所です。

ここでは、特に注意した路面の温度が低くなる場所を2つ紹介していきます。

橋の上

路面の温度が低くなる場所の代表例は、橋の上です。

橋は空中に浮いているため、風通しが非常によく、熱が溜まりにくい構造をしているため、上空へ熱が逃げやすいからです。

トンネルの出入り口

トンネルの出入口付近では、冬の冷たい風が吹きさらしになっていることが多く、路面の温度は予想外に下がっています。

しかも、トンネル内は日が当たらない上に、もし雪が降った状態でトンネルに入った場合、車の屋根に乗せた雪を落として路面が濡れていることがあり、かなり危険な状態になるので注意が必要になります。

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