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冬はなぜ乾燥するのか?

      2016/10/26

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冬は乾燥する季節です。

乾燥によって乾燥肌、静電気、インフルエンザ、火災の危険など私達の生活に大きな影響を与えます。

そもそもなぜ冬は乾燥しているのでしょうか?

単純な質問ですが、正確に答えられる人は意外と少ないように思います。

冬の乾燥対策をおこなう前に、この質問に答える事で乾燥対策のヒントにもなりますので、是非最後まで読んでいただきたいと思います。

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冬型の気圧配置が関係している

冬は西高東低の気圧配置である事は、ほとんどの方が知っていると思います。

西高東低の気圧配置により、シベリア気団から流れ込んだ湿った冷たい空気により、日本海側は雪を降らせますが、太平洋側太平洋側は乾燥した空気が流れ込みやすいため大気中の空気は乾燥します。(詳細を知りたい方は、冬の気圧配置について解説をご覧下さい。)

そのため、冬の気圧配置によって太平洋側では空気の乾燥に影響を与えてますが、日本海側では雪が降るため逆に湿度が高い状態になるため当てはまりません。

気温の低下による飽和水蒸気量の低下

化学の専門知識が必要になるため、少し簡単に説明します。

空気中には水蒸気が一定量含まれていますが、気温が低くなればなるほど、空気中に存在出来る水蒸気量(飽和水蒸気量)が少なくなります。

つまり、気温が低い冬は、空気中に存在出来る水蒸気量が少なくなるため、春夏秋に比べて湿度が低くなり、空気が乾燥しやすくなります。

日本海側では、湿った空気がシベリアから流れてきますが、太平洋側と比べて気温が低く、飽和水蒸気量も低くなるため、思っている以上に湿度が高いわけではありません。

太平洋側では乾燥した空気が入り込むため、いくら日本海側より気温が高くても、もともとの空気中の水分量が少ないため、湿度は低いままで乾燥しています。

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暖房器具を使う事で空気が乾燥

冬は暖房からストーブ、こたつなど多くの暖房器具を使用します。その中でも、エアコンから出る温風によって空気中の水分を飛ばしてしまうため、部屋の中にいると乾燥して、喉が渇いたり、ウィルスによって咳き込む事が増えてしまいます。

この理由であれば、部屋という空間に限定されますが、暖房器具を使えば使うほど部屋の中は乾燥状態になります。

私は以前、富山に1年間だけ住んでいた経験がありますが、当時ストーブやこたつを持っておらず、エアコンの暖房だけで冬を過ごしていました。

ある日、エアコンの調子が悪くなり、修理に来てもらわないといけなくなり、数日間、寒い部屋で暖房器具が一切ない中で生活していました。

この時の部屋は全く乾燥しておらず、当時は喉がやられていたのですが、意外と楽に過ごせた記憶があります。

つまり、暖房器具の使用頻度が多くなることで、部屋の空気が乾燥しているという事になります。

まとめ

冬に乾燥する原因はひとつだけでなく、冬の気圧配置、気温の低下による飽和水蒸気量の低下、暖房器具の使用などが複数絡まり合う事で、乾燥状態になります。

このため、乾燥する原因を知る事で柔軟に対応していくしかないと思います。詳しい乾燥対策に関しましては、冬の乾燥対策でやるべき事とは?の記事を参考にすると良いです。

こちらの記事も是非参考にしてみてください。

冬の乾燥対策の悩み、疑問をジャンル別に紹介

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