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アシナガバチの種類と巣の駆除について

      2016/10/18

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この記事では、最初に、アシナガバチの種類および生態、行動の特徴を抑えておくことで、アシナガバチから自分の身を守る方法についてお話します。

その後、巣の駆除方法について知っておく事で、被害の拡大を防ぎ、未然に防ぐ確率を上げるための方法についてお話していきます。

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アシナガバチの種類について

アシナガバチは、日本だけで3属11種生存しております。

その中でも、日本でよく見られるアシナガバチ4種それぞれの特徴について簡単に説明していきましょう。

キアシナガバチ

体長は20~26mmの大型種で、日本全国色々な場所で見られます。

黒地に黄色が目立つ外見をしていますのが大きな特徴で、アシナガバチの中では攻撃性が強い為注意が必要になります。

ゼクロアシナガバチ

体長はキアシナガバチとほぼ同じ大きさになります。北海道以外でどこでも生息している蜂です。

黒地に黄褐色の斑点があるのが大きな特徴で、刺されると死に至る可能性がある為、刺されたらすぐに皮膚科に行かなくてはいけません。

フタモンアシナガバチ

体長は10~14mmで、名前の由来は腹部に黄色い2つの斑があることからきています。

垂直な壁面や植物の茎に横向きの巣を作ることが多く、市街地でよく見られるハチです。

コアシナガバチ


体長11~17mmとやや小型ですが、巣は大きく、人家より林の中の大きな葉の裏や低木の枝先に作るのが特徴です。

アシナガバチの生態について

アシナガバチの生態のサイクルは、スズメバチとほぼ一緒です。

詳細は、スズメバチの種類と生態についてをご覧ください。

アシナガバチの特徴的な行動とは

かなりおとなしい性格

生態はスズメバチとほぼ一緒であるが、性格が真反対でかなりおとなしいのが最大の特徴です。

巣を強く刺激したり蜂を素手で触ったりしない限りはまず刺してくる事はほぼありません。

逆に言えば、巣に近づいてしまうと、一斉に襲いかかるので注意が必要です。

蛾や蝶の幼虫を駆除してくれる

アシナガバチは、スズメバチと違い蛾や蝶の幼虫を駆除する働きがあるため、一概に悪者に扱う事は出来ません。

そのため、農家では幼虫の番人としてアシナガバチは重宝されています。もちろん、アシナガバチの巣が近くにありますと、幼虫は近寄ってこないため、虫除けとしては最高の生き物です。

記憶力が高い

アシナガバチは自分が作った巣の場所をきちんと覚えており、仮に巣を失っても再び同じ場所に巣を作る傾向があります。

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アシナガバチの攻撃対象について

皆さんが一番気になる項目だと思います。アシナガバチの攻撃対象が分かれば、対策を練る事が出来るので、しっかり理解しておきましょう。

アシナガバチの主な攻撃・捕食対象は、毛虫・青虫といった動きの鈍い昆虫です。

アシナガバチは小回りの利いた動きや素早い飛行が苦手なため、単独で人間を刺すことはほとんどありません。

ただし、人間がむやみに巣に近づきますと、一斉に襲いかかるため注意が必要です。

アシナガバチの巣の駆除方法について

巣を作る場所

アシナガバチの巣の特徴は、スズメバチなどに比べて巣の規模が小さく、開けた場所ならどこにでもつくります。

巣は民家の壁・庭といった場所にもみられ、人間の生活圏につくられる場合も少なくなく、位置も人間の目線より低い位置につくられる例が多く見られます。

そのため、巣の存在に気づかずに、知らぬ間に巣に近づき襲われるケースが多いです。

市役所に巣の駆除を依頼したら断られる?

アシナガバチの巣も近づくと、ヒトを襲うため、出来るだけ巣をみつけたら駆除してしまいたいという気持ちは大変分かります。

ところが、アシナガバチ自身は、害虫駆除に力になっている部分もあり、市役所に巣の駆除を依頼すると断られたケースがいくつか出ているみたいです。

もちろん、市役所でも対応してくれるところもございますが、確実に駆除したいと思いの場合、ハチ駆除業者に依頼すれば確実に駆除してくれます。

蜂の巣駆除のやり方

アシナガバチの巣の駆除は、スズメバチに比べたら巣の規模も小さいため、殺虫剤を使って比較的簡単に行なう事が出来ます。やり方はスズメバチの時のやり方と一緒で問題ございません。

詳細は、スズメバチの退治と巣の駆除の方法とはをご覧ください。

ただし、自分で蜂の巣を駆除する場合、確実に中にいる蜂を死滅させなければいけません。

なぜなら、アシナガバチの特徴的な行動でもお話しましたが、記憶力が高いため一匹でも生存させてしまいますと、再び同じ場所に巣を作る可能性が高いからです。

しかし、アシナガバチは自然にとって有益な生物であるため、危険性を無くし、未然に防ぐ方法をきちんと理解しておけば無理やり駆除する必要はございません。

最後に

今回の記事では、アシナガバチの種類と生態、巣の駆除方法についてお話してきました。

もちろん、自分で防げるところを防ぐ意識を強くもつ事もそうですが、アシナガバチの生態や巣について理解を深めると、アシナガバチを見つけて闇雲に駆除したり、焦る必要はないと思います。

この記事を読んで、アシナガバチを見つけた時に冷静に対応していただけたらと思います。

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